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Joomla!のインストール/設定

 

 WINGSプロジェクト(http://www.wings.msn.to/)


 Joomla!は、GPL(GNU 一般公有使用許諾書)に基づき開発されているオープンソースのCMS(コンテンツマネージメントシステム)です。PHPおよびMySQLがセットアップされたサーバ環境があれば、短時間でポータルサイトを作成することが可能です。
 拡張性の高さや、Ajaxを用いた編集機能が特徴的です。日本ではJoomla!じゃぱんが日本語化を担当しています。

※Joomla!インストールにあたっての前提条件
 Joomla!をインストールするあたり、あらかじめ以下の設定がされている必要があります。
 1)ZendCore管理画面よりPHPの「mbstring」が有効になっていること。また、「mbstring」の各項目が、以下の表1に示す値に設定されていること。

表 1:mbstringの設定値

 項目名
mbstring.encoding_translation Off
mbstring.language neutral
mbstring.internal_encodingUTF-8
mbstring.http_input auto
mbstring.http_outputpass
 2)ZendCore管理画面より、php.iniディレクティブの各項目が、以下の表2に示す値に設定されていること。

表 2:php.iniディレクティブの各項目の設定値(mbstring以外)
 項目名
safe_modeOFF
display_errorsON
file_uploadsON
magic_quotes_gpc ON
magic_quotes_runtime OFF
register_globals OFF
output_bufferingOFF
session_auto_startOFF
(以上の設定は、ZendCore管理画面からではなく、php.iniファイルを直接編集でも可)
 3)MySQLのデフォルト文字セットが「UTF-8」で設定されていること
 以上を確認してから、Joomla!のインストールに着手してください。

1.Joomla!のインストール・ファイルを入手、展開する
 Joomla!日本語版の最新バージョン(joomla1_0_15JP_Stable)は、以下のサイトから入手できます(図1)。
• Joomla!じゃぱん コミュニティ – ダウンロードページ(http://forum.joomla.jp/component/option,com_remository/func,fileinfo/id,175/

▲Joomla!のダウンロード - 図 1

 joomla1_0_15JP_Stableの「ダウンロード」リンクをクリックすると、SourceForge.JPサイトへリダイレクトし、ダウンロードが始まります。
 ダウンロードしたファイル「joomla_1_0_15JP_Stable.zip」を、任意のフォルダ(本稿では「C:\Downloads」)に展開します。

2.Joomla!の仮想ディレクトリを設定する
 C:\Apps\joomlaフォルダを作成し、C:\Downloads\joomla_1_0_15JP_Stableフォルダ配下のファイルおよびサブフォルダを全てコピーしてください。本稿では、このC:\Apps\joomlaフォルダに対してIISの仮想ディレクトリ設定を行います。
 仮想ディレクトリは、管理ツール内の「インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ」から設定します。設定内容は、以下の表3を参照してください。

 また、仮想ディレクトリの設定に関する基本的な操作は、「サーバサイド技術の学び舎 -WINGS(http://www.wings.msn.to/)」のサーバサイド環境構築設定などを参照してください(なお、IISマネージャが操作できない環境では、FFFTPなどのFTPソフトを用いて、ファイルのアップロードやアクセス権限の変更設定を行います。詳しくは、サーバの管理者にお問い合わせください)。

表 3:Joomla!を利用するための仮想ディレクトリ設定
 項目名値(例)
エイリアスjoomla
ディレクトリC:\Apps\joomla
読み取り
ASP等のスクリプトを実行する ×
ISAPIアプリケーションやCGIを実行する
書き込み×
参照 × 
 
3. セキュリティ権限の設定
 次に、フォルダとファイルのセキュリティ権限を設定します。
 C:\Apps\joomlaフォルダ下にある「administrator」、「cache」、「components」、「images」、「language」、「mambots」、「media」、「modules」、「templates」フォルダを選択、プロパティシートを開き、[セキュリティ]タブから設定します。

 まずは、「グループ名またはユーザ名」に「インターネットゲストアカウント」を追加します。「templates,...のプロパティ」ウィンドウで、[追加…]ボタンを押してください(図2)。

▲templates,…のプロパティ(グループ名またはユーザ名の追加) - 図 2

 「ユーザ名またはグループ名の選択」ウィンドウが開くので、「選択するオブジェクト名を入力して下さい(例)」に、インターネットゲストアカウントのユーザ名「サーバ名\IUSR_サーバ名」を入力し、[OK]ボタンをクリックします(図3)。


▲ユーザまたはグループの選択 - 図 3

 「templates,...のプロパティ」ウィンドウに戻りますので、「インターネットゲストアカウントのアクセス許可」で「変更」、「読み取りと実行」、「フォルダ内容の一覧表示」、「読み取り」、「書き込み」の5項目にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします(図4)。

▲templates,…のプロパティ - 図 4

4. Joomla!のインストール

 インストールウィザードを開く前に、「C:\Apps\joomla\globals.php」ファイルを編集します。27行目の「RG_EMULATION」の値を変更します。変更内容は以下の通りです。

define( 'RG_EMULATION', 1 );
↓↓
define( 'RG_EMULATION', 0 );

 globals.phpの変更内容を保存したら、以下のURLにアクセスし、Joomla!のインストールウィザード画面を開きます。
 URLは「http://サイトのURL/joomla」です。

 Joomla!の設置前チェックページです(図5)。PHP.iniの内容が正しく設定されていれば、全ての項目の値が緑色で表示されます。[次へ]ボタンをクリックしてください。値が赤色で表示されている場合は、PHP.iniの設定内容を見直してください。


▲インストールウィザード 設置前チェックページ - 図 5

 GNU/GPLのライセンス画面が表示されます。内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

 インストールのステップ1画面が表示されます(図6)。ここでは、Joomla!で使用するデータベースの情報を設定します。設定内容は、表4を確認してください。ここでは、あらかじめレンタルサーバなどから提供されているMySQLのデータベース情報が必要となります。データベースの情報が入力できたら、[次へ]ボタンをクリックしてください。


▲ステップ1 データベース情報入力画面- 図 6

表 4:MySQLデータベース 構成設定の設定例
 項目名値(例)
ホスト名localhost
MySQLユーザ名root
MySQLパスワードpassword
MySQLデータベース名joomla
MySQLデータベース頭文字(※1)jos_(デフォルト値のまま)
テーブルを空にする チェックなし
テーブルバックアップチェックなし
サンプルデータ必要に応じてチェック
※1 MySQLデータベース頭文字とは、Joomla!が使用するテーブル名の先頭に付ける文字列です。Joomla!以外のソフトウエアが使用するテーブル名と重複しない名前を指定します。

 「入力した設定情報は正しいですか?Joomla!は入力された設定情報でデータベースを構築します。」という確認のダイアログが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
 インストールのステップ2画面です(図7)。Joomla!のサイト名を入力して、[次へ]ボタンをクリックしてください。本稿では、サイト名に「Joomla Site」を設定します。

▲ステップ2 Joomla!サイトのサイト名入力画面 - 図 7

 インストールのステップ3画面です。Joomla!のサイトURL、絶対パス、管理者メールアドレス、ファイルとディレクトリのパーミッションを設定します(図8)。表5の要領で、管理者ユーザ名、メールアドレス、パスワード、パーミッション設定を入力し、[次へ]ボタンをクリックしてください。


▲ステップ3 入力画面 - 図 8

表 5:設定内容の例
項目 
サイトURL admin
パスC:\Apps\joomla
管理者パスワード*****(任意のパスワード)
ファイルパーミッションDont CHMOD files(サーバデフォルト使用)
ディレクトリパーミッション Dont CHMOD directories(サーバデフォルト使用)
 
 インストールのステップ4画面です。インストールが完了しました(図9)。
 インストール完了後、[サイト]ボタン、もしくは[管理用エリア]ボタンをクリックすると、Joomlaインストールに使用したファイルを削除するよう警告メッセージが表示されますので、次章に示す「インストール完了後の設定」を行ってください。


▲ステップ4 画面 - 図 9

5. インストール完了後の設定

 まず、インストールに使用したファイルを削除します。
 エクスプローラから「C:\Apps\joomla\installation」フォルダを削除します。

 次に、「C:\Apps\joomla\ configuration.php」のアクセス権を変更します。
「configuration.php」ファイルを選択、プロパティシートを開き、[セキュリティ]タブから設定します。インターネットゲストアカウントのアクセス許可で、「読み取り」、「読み取りと実行」にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックしてください。(図14)


▲configuration.phpのプロパティ - 図 10

※この2つの処理を省略すると、意図しないユーザがJoomla!を初期化する、乗っ取りなどの危険性がありますので、十分注意してください。

 以上の作業が完了したら、Joomla!のトップページにアクセスできることを確認してください。URLは「http://サイトのURL/joomla/」です(図11)。


▲Joomla!のトップページ - 図 11

以上でインストールに関する全ての作業は終了です。

(文責:WINGSプロジェクト(http://www.wings.msn.to/))